風にふかれて

都道府県のブランド調査と言うのがあります。
ブランド総合研究所と言う所が出している魅力度の都道府県ランキングと言った感じです。

地域ブランド調査2010
その結果は

1　(1)　北海道
2　(2)　京都府
3　(3)　沖縄県
4　(4)　東京都
5　(5)　奈良県
6　(6)　神奈川県

7　(7)　大阪府
8　(8)　兵庫県
9　(10)　長崎県
10　(11)　長野県
11　(12)　静岡県
12　(9)　福岡県
13　(16)　宮城県
14　(14)　千葉県
15　(15)　青森県
16　(17)　石川県
17　(19)　愛知県
18　(13)　宮崎県
19　(18)　鹿児島県
20　(20)　秋田県
21　(22)　熊本県
22　(27)　広島県
23　(21)　新潟県
24　(28)　富山県
25　(24)　山形県
25　(31)　山梨県
27　(29)　岩手県
27　(26)　高知県
29　(31)　香川県
30　(23)　和歌山県
31　(36)　島根県
31　(34)　三重県
33　(38)　福島県
34　(37)　愛媛県
34　(25)　大分県
36　(30)　岡山県
36　(42)　滋賀県
36　(39)　山口県
39　(31)　岐阜県
40　(44)　鳥取県
41　(45)　群馬県
42　(41)　徳島県
43　(43)　埼玉県
44　(35)　福井県
45　(40)　栃木県
46　(46)　佐賀県
47　(47)　茨城県
カッコ内は前年の順位

これは国内1000の市区町村と47都道府県を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全63項目からなる調査を実施。全国の消費者3万4257人から回答を得たものだそう。

さてどうしても40位以下はだいたい同じメンツと言う感じになるようですが、その中でも46位と47位が固定化されてます。
たしかニュースでも、「茨城県が連続最下位になったので、なんとか魅力をアップさせる作戦を件の観光化だか広報だかでやっている」なんてのを聞いた覚えがあります。

でもどの県もそれなりにいい所があるはずです。
たしかに上位のほうに入っている県は観光名所の多い所なんで、そこはしょうがないとしても、中盤以降はそんなに変わらないような気もします。

ではなんでこの差がつくんでしょう。
考えたんですが、やっぱりネームバリューと言うか地味さというか、そういうところですね。
それぞれの県にも県民が休日に行くような場所があるんだと思いますが、わざわざ他県の人がその県に行くかと言えば、どうせ行くなら有名な、というかネームバリューのある所に行ってしまいます。

来てくれなければその県のよさも分かってもらえません。
東京なんかは東京観光に来る人が多いですけど、よく考えるとそんなにたいしたものもありません。
たしかに昔からの寺とか、東京タワーとか（今度からはスカイツリーになりますが）はありますけど、よっぽど温泉地とか静岡の富士山とかのほうが観光としては見どころがあると思います。

結局はネームバリューやハデなイメージとかそういうものに引っ張られてるんでしょうね。
人生の中で全ての都道府県の、全ての観光地に行けるかといえばそれはムリですから、旅行に行く機会があれば、それなりに有名な所とか、何かで見てそれをきっかけにいってみようとかってなります。

ということは、イメージを作ったり、観光地を有名にしたり、イメージアップをすればいい訳ですけど、それも普通にやってるんでしょうから、なかなか変わりません。
でも逆に観光県は観光県の、他は他のとりえがあるので、あんまりこういうランキングに惑わされないほうがいいと思うんですけどね。
一番まどわされるのはそこの県庁の人だったりするんでしょうね。